お見合いみたいなもの?

「面接とはお見合いみたいなもの」これは、昔からよく言われてきた言葉です。が、就職難の続く昨今の学生は何十回、何百回と、そのお見合い(面接)をこなさなければなりません。これって想像以上に大変なことです。「内定」と言うプロポーズを企業からもらうために、すごい努力が必要になるわけです。

しかし、念願のプロポーズをもらったからと言って安心してはいけません。単なる採用予定ですから、まだ労働契約の成立とは言えないのです。たとえ文書でもらったからといっても安心しないでください。あくまでもプロポーズですから、“結婚”ではないのです。取り消されることもありますし、その取り消しに対して法律で対抗することはとても難しいことです。

ただ、企業側から、客観的に見て採用が確定したと思わせるような旨の意思表示をされたときは労働契約が締結されたものとみなされます。例えば、必要書類の提出の要請を受けたり、あるいは研修の案内を受けたりしたばあいなどがそれに当たります。

いわば、思わせぶりな態度が見て取れた場合は婚約成立となるのです。労働契約が締結されたとすれば、その後の取り消しは「労働契約の解消」にあたり、労働法上の問題で労働者の「解雇」となります。その解雇が合理的と認められる正当な理由がない場合には、解雇は無効です。

また、就活している側もプロポーズされたからと言って有頂天になって、相手のことを顧みないと言うような事のないよう、企業との友好的なコミュニュケーションをとっていくことが大切です。それは、この先続く結婚生活を充実させていくために重要なことではないでしょうか。