弁護人が判決前、裁判員に接触

東京地方裁判所が19日に明らかにした所によると、東京地裁立川支部で行われた強盗傷害事件の裁判員裁判で、男性被告の弁護を担当していた畑江博司弁護士(59)が、審理の休憩中に同支部の喫煙室で裁判員の1人と接触し、評議の雰囲気などについて尋ねたそうです。

これはまずいでしょう、どんな意図があったか知りませんが、裁判員の参加する刑事裁判に関する法律(裁判員法)は裁判員への接触を禁じており、制度の根幹を揺るがす暴挙です。地裁も、「看過できない行為で制度の根幹を揺るがす」として、弁護人の所属する東京弁護士会に懲戒処分を含めた措置などを要請したそうです。

日本の裁判員制度は、国民の司法参加により市民が持つ日常感覚や常識といったものを裁判に反映する事を目的に導入されました。適用される事件は、地方裁判所で行われる刑事裁判(第一審)のうち殺人罪、傷害致死罪、強盗致死傷罪、現住建造物等放火罪、身代金目的誘拐罪など、一定の重大な犯罪(ただし、「裁判員やその親族に危害が加えられるおそれがあり、裁判員の関与が困難な事件」は例外として裁判官のみで行われる)。
「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律(略称:裁判員法)」は、その裁判員制度について規定する法律です。