富士フイルム、ワクチン事業参入へ

 富士フイルムの27日発表によると、アメリカの新興医薬品メーカーのケイロン・バイオセラピューティクスを買収し、ワクチン事業に参入するそうです。両社は12月中に買収手続きを終えることで合意したと言う事ですが、買収額は公表されていません。

 ケイロンは、鶏卵ではなく動物細胞で培養したワクチンを製造するなどのバイオ医薬品技術に優れ、新型インフルエンザなどのワクチンを生産することができる。新型インフルエンザのパンデミック(世界的大流行)や、細菌やウイルスを使ったバイオテロの発生時に医薬品を供給する拠点として、アメリカ政府から指定されています。

 富士フイルムと言えば、傘下の富山化学工業(東京)が開発したファビピラビル(販売名・アビガン錠)がエボラ出血熱の治療に使われ、患者が回復したとして注目を集めています。富士フイルムホールディングスの2014年4~9月期の連結営業利益(アメリカ会計基準)も前年同期比約2割増と好調です。