世界遺産で爆弾テロ

インド内務省によると、同国東部にある仏教の聖地ブッダガヤで7日、世界遺産の「マハーボーディ寺院」周辺に仕掛けられた小型爆弾が相次いで爆発し、チベット人とミャンマー人の仏僧計2人が負傷したそうです。
爆弾は全部で10個あり、そのうち8個が爆発。同省によると、事前にテロに関する情報があったという事です。

インドの隣国ミャンマーでは、仏教徒とイスラム教徒の対立が深まっており、それがインドに波及していると見られています。
宗教紛争によるテロ、しかも隣国からの飛び火です。それにそても、ミャンマーと言えば仏教国で有名だったと思いましたが、ここでイスラム教徒との間で対立が深まっていたとは。

ブッダガヤはインド東部、ビハール州、ネーランジャヤー(尼蓮禅)河のほとりにあり、釈迦(如来)の成道(悟り)の地で、八大聖地の1つとされています。ヒンドゥー教における聖地でもありますが、特に仏教では最高の聖地とされています。マハーボーディ寺院はそのブッダガヤにある寺院で、ブッダガヤの大菩提寺とも呼ばれ、ユネスコにより世界遺産に登録されています。

iPS心筋移植、ハーバード大で

ハーバード大学(アメリカ)の森口尚史客員講師らが、あらゆる種類の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)から心筋の細胞を作り、重症の心不全患者に細胞移植する治療を6人の患者に実施したことがわかりました。

京都大学の山中伸弥教授がノーベル賞を受賞して、すっかり一般にも有名になったiPS細胞を利用した世界初の臨床応用例で、最初の患者は退院し、約8か月たった現在も元気だという事です。

森口講師は、奈良県出身。東京医科歯科大学医学部保健衛生学科看護学専攻で修士を取得。東京大学で博士(学術)を取得し、東京大学特任教授などを経て、東京大学医学部附属病院特任研究員を務めた人物で、肝臓がん治療や再生医療の研究をしています。現地時間10、11日にアメリカで開かれる国際会議で発表するほか、科学誌ネイチャー・プロトコルズ電子版で近く手法を論文発表するとしています。

森口講師によると、治療を受けた男性患者(34)は、かつて肝臓移植を受けたうえんび重症心不全や糖尿病を発症し、他の治療法がなく、患者の肝臓から採取した細胞からiPS細胞をつくり、培養で大量の心筋細胞にして心臓に注入したそうです。

中東4カ国、世界の「肥満大国」入り

アメリカの医学論文サイト「BMCパブリック・ヘルス」にこのほど掲載されたリポートによると、中東のGCC(湾岸協力会議)諸国のうちクウェート、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンの4カ国が、「世界で最も肥満している国」ワースト10にランクインしたそうです。

BMI(肥満度指数)などを基に算出した1位はアメリカで、2位となったのがクウェート。カタールは4位、UAEは6位、バーレーンは10位でした。ワースト10には、国民1人あたりGDP(国内総生産)が世界第3位(10年実績・IMF統計より)のカタールや5位のUAE、10位のアメリカがランクインしており、肥満度の高さは経済的な豊かさと関連性が高そうですが、肥満度ワースト3位だったクロアチアは1人あたりGDPでは46位と、根本的には各国の食事内容や食習慣そのものに原因があると言えそうです。

リポートによると、ワースト2位だったクェート国民の平均体重は世界平均より15.5キロも重い77.5キロでした。また、1日あたりの摂取エネルギーではUAEが3017キロカロリー、カタールが3007キロカロリーで、この2カ国が1、2位を占めました。BMCパブリック・ヘルスによれば、世界の総人口を体重換算すると2億8700万トンになりますが、このうち1700万トン(約6%)が肥満による余剰分と計算されています。食糧問題や疾病予防の観点から、「肥満は世界の脅威」とする論調が世界的に強まっており、今回ワースト10にワンクしたGCC4カ国でも国民の食生活の見直しを迫られる時がくるかもしれません。

なお、国民が「世界で最もスリムな国」のトップとなったのは平均体重49.5キロの北朝鮮で、2位はカンボジアでした。