ベネッセ情報流出、派遣SEが関与

 通信教育大手「ベネッセコーポレーション」から顧客情報が大量に流出した問題で、顧客情報のデータベースを管理する下請け業者でシステムエンジニアとして勤務する派遣社員の男が、警視庁の任意聴取に対して「名簿がお金になると思った」と、事件への関与を認める供述をしたそうです。

 ベネッセでは顧客情報を社内のデーターベースで保管し、管理はグループのシステム会社「シンフォーム」(岡山市)が請け負い、シンフォームはさらに顧客情報の入力や更新などの業務を細分化し、システム会社やソフトウェア会社など複数の外部企業に再委託していました。
 関与を認めたのは再委託された外部企業で、派遣社員としてデーターベースの管理を行っていたと言うことです。

 シンフォームの東京支社(東京都多摩市)で昨年末、この派遣社員のIDが使われ、顧客情報が複数回コピーされた痕跡がパソコンに残っており、支社に出入りした記録もあったため、警視庁は任意での事情聴取を行っていました。
 支社からパソコンを持ち出すことは禁じられていましたが、USBメモリーなどの記録媒体を接続することは可能で、隠し持っていた記録媒体に顧客情報をコピーして盗み出したとみられています。

元編集長を訴追

昨年7月に廃刊したイギリスの大衆日曜紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」の盗聴疑惑で、イギリス検察当局は15日、同紙の元編集長で発行元のニューズ・インターナショナル社最高経営責任者(CEO)も務めたレベッカ・ブルックス容疑者(43)と夫、元運転手ら計7人を司法妨害の罪で起訴しました。

ブルックス被告は、アメリカのメディア大手ニューズ・コーポレーション会長で「メディア王」と呼ばれるルパート・マードック氏(81)の元側近で、イギリスのキャメロン首相とも親密な間柄で知られる人物です。
ゴシップ記事などで高い人気を集めたイギリスの大衆紙、「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」は、去年7月、犯罪被害者の携帯電話までも盗聴していた事が明らかになって廃刊に追い込まれ、元編集長や記者などが盗聴に関わった疑いで相次いで逮捕されました。
イギリスの検察当局は15日に声明を発表、盗聴が行われた時の編集長で新聞を発行していた会社の前の最高経営責任者(CEO)のレベッカ・ブルックス容疑者を、警察の捜査を逃れるために証拠隠滅を図った罪で起訴すると発表しました。
検察当局は、大衆紙による盗聴が明らかになったあと、前CEOが夫や部下とともに会社の資料やパソコンを隠そうとしたと主張。有罪になれば、禁錮刑が科せられる可能性があります。
同被告は15日、起訴について「不当な決定で、公金の無駄遣い」と述べ、全面的に争う姿勢を示しています。

コストコのスロープ崩落、立件へ

東京都町田市の大型量販店「コストコ多摩境店」の駐車場のスロープが、東日本大震災で崩落して2人が死亡、8人が重軽傷を負った事故で、警視庁が設計士らを業務上過失致死傷の疑いで立件する方針を固めたことがわかりました。

警視庁は、建物やスロープの耐震強度の設計に欠陥があったとみているそうです。同店は2階と屋上が駐車場、1階が店舗で、スロープは建築基準法に基づき震度5強程度の揺れに耐える設計を求められています。しかし、震災当日は震度5弱で、外壁に沿って駐車場へ続くスロープが崩れ落ちて真下を走っていた車3台が下敷きとなり、川崎市麻生区の当時74歳と66歳の夫婦が死亡していました。建物は平成14年の完成で、老朽化も考えられません。
東日本大震災をめぐる建物の倒壊や崩落事故で刑事責任が追及されるのは、初めてのケースとなります。

設計ミス、の結論になりましたか。確かに、震度5に耐えなければならない建造物が、震度5弱で崩れ落ちては、何らかの欠陥が合ったと見るべきでしょう。