葉酸が高血圧予防に有効?

 葉酸はビタミンBの一種で、妊娠中に摂取すると子供の先天性異常の予防効果があるとされています。一方で、大量に摂取した場合はがんや死亡リスクが上昇するとの研究結果もある栄養素です。その葉酸の摂取量を増やすことが高血圧の予防につながる可能性があると、ノースカロライナ大学(アメリカ)のPengcheng Xun氏らがアメリカの医学誌に発表しました。

 葉酸の降圧作用は、これまでも実験的研究で示唆されていましたが、ヒトでのデータは殆どありませんでした。Xun氏らは,1985年に高血圧のない18~30歳の男女4400人を登録。2005年まで追跡し、登録時と1992年、205年に調べた食事による葉酸摂取と追跡中の高血圧発症との関係を検討しました。

 20年間に渡る追跡で989人が高血圧を発症しており、葉酸摂取量によって5つに分けたうちの最も多いグループは、最も低いグループと比べて高血圧の発症リスクが52%低かったと言う事です。またこの傾向は、黒人よりも白人で強かったという事です(リスク低下46%対67%)。
 また、登録時と1992年、2000年に血清中の葉酸値を測定した1445人についても、この関連が確認されていました。