元編集長を訴追

昨年7月に廃刊したイギリスの大衆日曜紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」の盗聴疑惑で、イギリス検察当局は15日、同紙の元編集長で発行元のニューズ・インターナショナル社最高経営責任者(CEO)も務めたレベッカ・ブルックス容疑者(43)と夫、元運転手ら計7人を司法妨害の罪で起訴しました。

ブルックス被告は、アメリカのメディア大手ニューズ・コーポレーション会長で「メディア王」と呼ばれるルパート・マードック氏(81)の元側近で、イギリスのキャメロン首相とも親密な間柄で知られる人物です。
ゴシップ記事などで高い人気を集めたイギリスの大衆紙、「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」は、去年7月、犯罪被害者の携帯電話までも盗聴していた事が明らかになって廃刊に追い込まれ、元編集長や記者などが盗聴に関わった疑いで相次いで逮捕されました。
イギリスの検察当局は15日に声明を発表、盗聴が行われた時の編集長で新聞を発行していた会社の前の最高経営責任者(CEO)のレベッカ・ブルックス容疑者を、警察の捜査を逃れるために証拠隠滅を図った罪で起訴すると発表しました。
検察当局は、大衆紙による盗聴が明らかになったあと、前CEOが夫や部下とともに会社の資料やパソコンを隠そうとしたと主張。有罪になれば、禁錮刑が科せられる可能性があります。
同被告は15日、起訴について「不当な決定で、公金の無駄遣い」と述べ、全面的に争う姿勢を示しています。