カルテ無断閲覧で看護師を処分

 患者の電子カルテを無断で閲覧、病名などの情報を漏らしたとして、地方独立行政法人の大阪府立病院機構は31日、府立成人病センターに勤務する女性看護師(47)を停職1カ月の懲戒処分としました。

 この看護師、7月に患者の電子カルテをパソコンで閲覧し、病名や病状を自分の家族に伝えたと言う事です。患者の個人情報は当然保護の対象ですし、病名や病状と言ったデリケートな情報なら尚更です。そもそも、職務上無関係な患者のデータを許可無く閲覧してはいけないことになっています。勿論看護師がそんな基本的なことを知らないわけがありません。

 看護師自身と患者は面識がありませんでしたが、患者と看護師の家族が知人同士で、家族からその患者が成人病センターにかかっている事を聞き、興味本位でカルテを閲覧してしまったと話しているそうです。病院から説明を受ける前に、家族が病名などを患者に話したことで発覚。今回の処分になりました。

 なるほど、病院側が病気について説明しようとしたら、

 患者「ああ、それ聞きました」
 病院「え!、どこで?」

 ってやりとりがあったんでしょうね。まさか看護師の家族の人間関係で情報が漏洩するとは。担当者以外は閲覧できないように、全ての病院関係者にID付与して管理するとか、カルテが閲覧されたらすぐに判るような仕組みを作らないといけませんね。

 悪気があったわけでも、営利目的でもなく、ハッキングを受けたわけでもない。ただ人間関係から、ちょっと興味がわいただけの看護師が患者の情報を漏洩するのですから。